AMHとは
AMH(抗ミュラー管ホルモン)は、発育過程にある前胞状卵胞、小胞状卵胞の顆粒膜細胞から分泌されるホルモンです。血清AMH値は発育卵胞数を反映するものと考えられているので、その数値は卵巣予備能評価として不妊症や卵巣機能不全、早発卵巣不全診断などの指標として有用だとされています。
発育卵胞の数は女性の加齢とともに減少していき、50歳前後では1000個ほどに。卵胞数の減少とともにAMHの値も下がっていきます。
AMH検査は必須ではありませんが、卵巣刺激法の適切な選択や治療のスピードアップ、卵胞が育ちすぎることで起こってしまうOHSS(卵巣過剰刺激症候群)のリスク回避もできるので、不妊治療検査の1つとして取り入れている施設も増えています。