夫婦生活を見直す
「妊娠を意識し始めたら、逆に夫婦生活が少なくってしまった」という声も少なくありません。特にタイミング療法などで、排卵日に合わせて夫婦生活を持つことを指導されると、女性より男性が困惑して、排卵日セックスレスになってしまうことも。
本来は夫婦の愛情を確認し合う自然な行為のはずが、いつの間にか義務になってしまい、そのことで夫婦の関係がぎくしゃくしてしまったら、妊娠活動や不妊治療を順調に進めていくことができません。
頭のどこかで妊娠を意識しながらも、これまでと変わらず、夫婦のコミュニケーションやスキンシップは欠かさずに。心身ともに疲れていたり、仕事で悩みを抱えているなど、今のパートナーの状況を理解して、お互い思いやりの心を持って接していけば、夫婦生活も円滑に保っていけるはずです。
また、治療を休んでいる間に自然に妊娠したというカップルも少なくないように、たまには妊娠活動を忘れた生活も必要かもしれません。休暇をとって二人で旅行に出かけたり、思う存分スポーツを楽しむのもおすすめ。妊娠することが一番ではなく、まずは二人の仲が円満であることが基本。性生活を見直すことは、夫婦や家庭のあり方をもう一度確認することでもあるのではないでしょうか。