体づくり
肥満ぎみの人はダイエットとして、やせや虚弱体質の人は筋肉増強として、妊娠活動中も適度な運動をするのが効果的です。
筋肉を刺激すると成長ホルモンが分泌され、それが血糖値を正常な状態にコントロールしたり、筋肉が増えることで代謝もアップしていきます。
ウォーキングなど軽い運動でも全身を動かすことによって、骨盤内の血流量がアップ。子宮動脈や卵巣動脈の血管はとても長く、血流が滞りやすいので、受精卵が着床する子宮内膜の環境を整えるためにも運動を習慣にしたいものです。
手軽にできて血流改善効果の高い運動としてウォーキングなどの有酸素運動がおすすめですが、それでも続けていくのは大変という人は、料理や歯磨きの時につま先立ちをする、デスクワーク中、気づいた時にお腹を引っ込める、駅ではエスカレーターではなく階段を使うなど、日常生活の中で少し運動量を増やすだけでもOK。毎日継続することで、体に良い効果が現れてくるはずです。
また、女性は特に冷え性に悩む人が多いようですが、運動をして体内の血流を良くすることはもちろん、体を冷やす冷たい飲み物や食べ物を避け、夏も冷房を使用するときは首元や足元をしっかり温めるなど、普段から冷え対策を。体質によっては漢方薬や鍼灸、レーザー治療、サプリメントなどが有効な場合もあるので、どの方法が自分に合っているのかいろいろ試して、妊娠前から健康な体づくりに励みましょう。