ストレスとうまくつき合う
不妊治療はよく「出口の見えないトンネル」と例えられることがあります。なかなか結果が出ないと「もうやめてしまおうかな」と悩んだり、「私のせいなんだ」と自分を責めて落ち込んでしまうことも。周りからのプレッシャーも感じ、ストレスばかりがどんどんたまっていきますが、デリケートな問題だけに、誰にでも気軽に相談することもできません。
前向きな気持ちを維持しながら妊娠活動をするためには、このストレスとうまくつき合っていくことも大切。最近は患者さん同士の懇談会を設けている不妊治療施設や、同じ悩みを持つ人たちが集うSNSやインターネットの掲示板サイトも。自分がホッとできる場を見つけて心を開ける仲間を作り、お互いの悩みや情報を交換するのもおすすめです。
また、夫婦でできる新たな趣味を見つけたり、スポーツで思い切り体を動かしたり、ペットを飼うことが心の癒やしになる人もいるかもしれません。「妊娠活動にストレスはつきもの」と構え、それを解消する手段を持っていれば、モヤモヤした時もうまく気持ちを切り替えていけるはずです。
どうしてもつらくて、何をしても前向きな気持ちになれない時は、心理カウンセラーに相談してメンタルのケアを。不妊治療を行っている施設では、専門のカウンセラーによる心理相談を受け付けていることが多いので、そのようなサービスを活用するのも1つの方法だと思います。