ビタミンDについて

ビタミンDについて

ビタミンDとは

ビタミンDは油脂に溶ける脂溶性のビタミンです。ビタミンD2・D3の2つの成分が認められています。どちらも体内での作用に違いはなく、効用もほぼ同じです。また、皮膚にあるコレステロールの一種が、紫外線に当たることで、体内で合成することができます。しかし、合成だけでは必要な量を賄えないので、食品から摂ることが必要です。

ビタミンDの働き

ビタミンDの働きには以下のようなものがあります。

•  腸管でのカルシウムの吸収を促進する
•  骨形成、骨の石灰化を促進させる
•  血管や筋肉のカルシウム濃度を調節し、筋肉の収縮や神経の伝達を助ける

さらに最近の研究報告では、免疫力アップ、インフルエンザの予防、生活習慣病の予防・うつの予防などの効果も発表されています。

ビタミンDが多く含まれる食材

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•  魚介類:魚の干物、いわし、すじこ、かじき、さけ、にしん、しらす
•  きのこ類:干ししいたけ、きくらげなど
•  卵
•  乳製品
   
穀物や野菜には含まれておらず、肉類にも、わずかな量しか含まれていません。体に必要な栄養素を確保しながらビタミンDを摂るには、サプリメントではなく、バランスよく栄養素を含んでいてビタミンDが摂取できる卵のような食材を活用するのがお勧めです。
   

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ビタミンDの推奨摂取量

ビタミンDの推奨摂取量は、男女ともに15~17歳は6.0μg、18歳以上は5.5μgです。(表参照)
不足が続いた場合カルシウムの吸収が妨げられ、成人では骨量が減り、骨軟化症や骨粗しょう症の原因になります。成長期の子供ではくる病という病気を引き起こす原因になります。

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妊婦、授乳婦では耐容上限量の掲載がありませんが、 耐容上限量がないということではありません。通常時の耐容上限量を参考に、適度な摂取が大切です。